無事馬喰町のポップアップが5日間終了し、ブログ第3弾にやっととりかかれました。
今回お話することは、自分のブランドを開く際、はじめにやったこと。
インスタグラムDMで「どのようにアパレルブランドを立ち上げたのか知りたい」という質問を大学生の方からよくいただきます。
最近自身のブランドを立ち上げる人が本当に増えましたよね。
インスタグラム、アプリを使って誰でも&簡単にウェブサイトが作れるので、この現象はあたり前かと思いますが、自分のファッションスタイルやファッション感にこだわりをもつ人が増えたのも大きそうだなーと。
表面上はかっこよく見えますが(だからブランドを開くのが夢という人が最近多い)、やはりどの仕事も裏側は地味で地道ですね。
性格もありますが、この仕事を始めてからずーっと焦っている気が(いいのか、悪いのか笑)します。
今どのデザインがウケるのか、少しニッチなこのデザインで勝負できるか、
そのアイテムが一番売れるタイミングを逃したくないんです。
自分の着たいデザイン、ものが明確に見えていると思っても実際作ってみると全くちがったり、時間をかけて製作したものより、一瞬で出来上がったものの方が反響が良かったり。
わからないことだらけの中、なんとか手探りでやってきましたが、ものを売ることは心理戦だし、ビジネスであるのに経営をきちんと学んだことがないので、大学でしっかり授業とっておけばなと今猛烈に反省中です。
まず、何から始めた?
まず、いい業者を見つけるところから始めました。
①低価格で②質の良いアイテムを③小ロット(これこそ三種の神器)で作ってくれるのが、私たちのような小さなブランドでは最重要なので、探す、試す、比べるの繰り返しです。
今日もこのブログを書くまでは調べていましたよ。
ターゲットに向けたニーズとデザインを探る、定める、展開する
私はイラストものを上手に着こなせる自信がないのでついついスタンダードなものに逃げていますが、peachykeenを見てくださっている方はイラストものに興味があるのかなと。年齢層も高校生〜大学生のティーンの方が多いので、それもそのはず。
イラストものの世界に一つだけという特別感は何ものにも変えられないし、一枚でコーデが完成してしまうから尚更ですよね。
自分の年齢(現在24歳)より若い方々へ向けて「かわいい、かっこいい」を提案していくのは、本当に面白いです。学びの連続です。
ひとつ前のブログで登場した師匠が言っていた「自分たちと環境の違う時代で育った人たちに合わせていくことは、ある程度の妥協と受容性が必要」。
この言葉がああ、こういうことなのか...としみじみ感じられるようになりました。
ブレないまま、相手に寄り添う。
探る、定める、展開する。
ゆくゆくは一緒に成長できるのが一番ですが、私たちの可愛いがこのまま受け入れてもらえるのか誰にもわかりませんので、今は願望に留めておきます。
Instagramで一番カッコよく見せたい
いくらその商品がかわいくても、インスタグラムでよく見せられなかったら買う人はいないわけなので写真の技術は絶対です。
今まで全てケータイで写真を撮ってきましたが(あまり綺麗すぎるのが嫌なので)、その商品を着ている人とアイテムが一番映える角度、瞬間を収めることができるかは常に意識しています。
これについては双子の阿吽の呼吸なのか、今までそんなに時間を要してきませんでしたが、ここがダメだったらいくら質のいい素材を使ったアイテムでもうまく露出できないですよね。
スタートからわずか半年でポップアップ開催に至るまで
スタートしてからここまで、自分たちの想像していたものより幾分速いスピードで成長してきました。トレンドを少しずつおさえながら、フォロワーを増やし、ポップアップで満足のいく結果を出す。
これができたのは最高のパートナーがいたから、の一言に尽きます。
「自分のブランドを始めたい」と考えている人は
価値観を共有できる人をひとり見つけること
その人と可愛いかっこいいの定義が同じこと
お互いのために頑張ろうと思えること
その人が頑張れない時に自分がその分頑張ろうと思えること
これが一番大事です。
わたしは一人で成功をなせる人、結果を残せる人は天才だと思っています。
人はひとりで生きていくのが難しい生き物です。
認められたいし、気分によって同じ状況でも考えること、やりたいことが変わります。
なので、同じ尺度でかっこいい、かわいいを共有できる人が必要です。
その人に自分の中にあるインプットしたものを日々話して、アウトプットします。
(努力して毎日たくさんインプットしても、それをアウトプットしなければ、そのアイデアはゴミ同然です。時間が経てば消えてしまいます)
なんだかアパレルの話とは脱線しましたが…笑
日々支えてもらって生きているのかもしれません!
今回はこんなところで終わっておきます。